息子には友達が少ない(コミュ力不足の遺伝という恐ろしい話)

息子には友達が少ない(コミュ力不足の遺伝という恐ろしい話)

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[息子に友達が少ない話]

食事中、学校の休み時間に友達と何して遊んでいるの?と聞いてみたら、何もせずにボーッとしているとのこと。周りのクラスメイトはワイワイやっているようで、息子も誘われればその輪に入るものの、自分から入ろうとすることは無い様子なのです。

圧倒的コミュニケーション能力不足。そうなった要因は、新型コロナのためとか、地域に子供が少ないからとか、いくつもあるでしょう。

しかし、一番の要因は、おそらくコミュニケーションが受け身だから。私に似て。悪気も変な意図もなく、ただただボーッと世の中を眺めている派なのです。

つまり、遺伝です。ゴメン。

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さてどうしたものか。コミュニケーションの基本をひとつずつ教えていくしかないのだろうと思うのですが、自分が苦手分野でもあり、いまいち体系化できていません。

良い教材となりそうな本を探した結果、齋藤 孝先生の「マンガでおぼえるコミュニケーション」という本が良さそうに思えました。

読み聞かせたところ、挨拶など、自分でも良くないと思ったことは改善しようとする気持ちになったようです。学校の休み時間も友達の輪に自発的に入るようになったとのことです。

友達はいまだに少ないとのことですが、とりあえず良い方向に進んだようで、ホッと胸をなでおろしたのでした。

[これでカンペキ!マンガでおぼえるコミュニケーション(齋藤 孝)]

コミュニケーションは人と言葉や気持ちをやりとりするということ。より良い会話をして、人との関係を良くしていくことがテーマです。

この本には日常を切り取った61個の想定場面(「友だちを誘うとき」「友だちが引っ越すとき」といったような)が記載され、それぞれの場面で言うと良いこと・言わない方が良いこと・先生のコメントが書かれているという構成です。例えば、以下のようなイメージです。

自分の給食当番の手伝いをたのむとき、 ×:「ちょっとやってよ」 〇:「おねがい、手伝ってくれると助かるんだけどな!」』

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それぞれの場面ではこう言うのが良いのではないか?という齋藤先生の提案と解釈しましたが、先生のお人柄の良さが表れており、常識的でとても雰囲気の良い言葉だと思いました。

もちろん、自分だったらこのようには話さないというものもありました。『こんなとき7 友達を見て太ったなと感じたとき』など。でも、それはそれで良いのです。

この本を読み聞かせて、「どう思う?」と感想を聞きつつ、息子と話し合うための題材だからです。「学校ではどうだった?」などと実体験を思い返させてもみました。

なかなかこういう題材で子供と話すこともなかったので、私にとっても、とても良い機会でした。

なお、マンガというほどマンガではなく、1コママンガといった感じでした。逆にごちゃごちゃせずに読みやすかったかも。

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