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[ただ覚えるだけの地理の勉強が苦痛という息子の話]
地理(中部地方)の勉強をしているはずの息子が、完全に動作を止めていました。
どうしたの?と声をかけると、地理の勉強がツライ。資料に知らない地名と特産物などが出てきて、それをただただ覚える作業が苦痛とのこと。まあ、自分や知人友人が住んでるとか、好きな史跡があるとか、そういったゆかりが無いとそうなりますよね。
一方で、“ブラタモリ”というNHKの教養番組は面白いのだそう。
タモリさんのパーソナリティや出演される方々の熱量という要素は間違いなくあると思いますが、それらによって、地形、地質、文化、歴史などが密接に関わることが明らかになり一層の面白さにつながっているのかもしれません。
だとすると、まずは、地形について解説するのが良いのかな、と。おおよそ地形によって、人は道とか住居とか農作物とか決めている訳だし。
そもそもで言えば、日本は大陸の一部であって、その縁が引き裂かれて東日本と西日本となり、それがくっついて日本列島となった。それらの境目の地層がフォッサマグナで、糸静線が西の境目。
なんて聞くとワクワクしますよね、きっと。
その流れで、中部地方を語るならまずは”フォッサマグナ”かもと思って、その回の”ブラタモリ”を見せてあげようと、NHKオンデマンドを調べてみたところ、過去放送1回分しか見られない様子。入会も覚悟だったのに、全然オンデマンドではなく、完全に名前負けしているサービスで残念でした。
つぎのチャレンジとして、息子はにゃんこ大戦争が好きなようだったので、「にゃんこ大戦争でまなぶ!47都道府県」という本を購入してみました。
内容も悪くは無いのですが、現状の地理資料の延長で、挿絵が”にゃんこ大戦争のキャラ”に替わった感じ。
とっつきやすくはあるものの、地形、地質、文化、歴史の複合という観点ではありませんでした。
それならば、地形と歴史の関連を扱った「地図から読む歴史」(足利健亮 著)にも手を出してみましたが、大人としては面白く読めそうなものの、小学生には難しすぎか…
もはや、探すのも辛くなってきて…
ブラタモリの本が売っていたので、黒部ダム・立山の回を買ってみました(フォッサマグナは無かったので、中部地方っぽいものを購入)。
息子は息抜きとして結構楽しんで読んでいた様子です。地理(中部地方)の勉強とは直結しませんでしたが、一応成功にしたと思います。
本当は、ゆかりが無かった土地については連れて行ってあげられると良いのですが、実際問題として難しいので、今後はブラタモリの本を多用してお茶を濁したいと思います。
ただ、今回、フォッサマグナの感動を伝えられなかったのが残念なので、折を見てフォッサマグナミュージアムに連れて行ってあげようかしら、なんて思っています。
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